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ママインタビュー Vol.11〜櫻井 涼さん〜

ハレノヒスナック
2021.09.19

会社とそこで働く人の
幸せを繋ぐことにやりがいを感じて、
20年間「人」に携わるお仕事をしてきた
涼(りょう)ママ。

2021年、13年間勤務した
ソフトバンクを退社すると同時に、
地元・東村山にて念願の昼スナックをオープン。


さらに「キャリアカウンセリング」と、
「グラフィックレコーディング」を掛け合わせた
「グラキャリ」のサービスをスタートした涼ママに、

なぜ東村山と銀座の2箇所で
スナックのママをしているのか。
グラキャリの誕生の経緯は?
など涼ママの魅力にどっぷりと迫りました。




PROFILE

お名前: 櫻 井 涼(さくらい りょう)
出身地:東京都東村山市
趣味   :抹茶 和菓子 美術館 旅行
お仕事: 東村山の地域活性化。グラキャリ(グラフィックレコーディング×キャリア相談) 
あなたは何ママ?:自由を諦めない、あるがままの“がまま”ママ。




東村山で唯一の昼スナック



はじめまして。
櫻井 涼(さくらい りょう)です。
デルソーレでは、おりょうと呼ばれています。

私がスナックのママを始めたのは、
2021年の7月。

昼間のBARを間借りし「昼スナック」
という形態で営業している場所があるという噂を聞き
私の地元の東村山でも、


「本音で語れるフラットな場所が欲しいなぁ。」
「よしっ!ないならば、自分で作ろう!」

そんな想いから、
東村山の飲食店”Licod-(リコード)”を間借りして
「昼スナックおりょう」をスタートしました。




銀座でもママになる


同じタイミングで、スナックのママとして、
修行させてもらえる場所を探していたところ
同級生から「デルソーレ」を紹介してもらいました。

「修行」と聞くと、
厳しそう、涼さん頑張ってる!
そんな風に思うかもしれません。

ですが、「デルソーレ」は、
銀座という煌びやかな立地にも関わらず、
温かく優しい雰囲気なのです。

オーナーの恵さんの綺麗でGIVEに溢れるお人柄と、
オシャレで明るい内装にピンと来たので、
「デルソーレ」でもママを始めました。




いつかやると思っていたスナック

「私、いつかはスナックやるんだろうなぁ」
そんな風に以前から思っていたのですが、
そのタイミングは、思ったよりも早く訪れました。

「なぜスナックなんですか?」
そのように聞かれることもよくあるのですが、
スナックってカフェやバーと違って
お客様同士で話せるじゃないですか。

それにスナックはママありきでお店が回っています。
「独立してまで、誰かの評価軸を追い求めるのはもうゴメン。。」


そんな思いがあったからこそ、
自分の"あるがまま”の自然体でいられる
「スナック」というパワーワードにピンと来て、
会社を退社すると同時に飛びつきました。




人に携わること23年



銀座と東村山でママを始めるまでは、
約20年間、企業で人事のお仕事をしていました。

少し私の過去の話をさせていただきますと、
新卒で入社した会社がアットホームな環境で
総務・広報・人事の業務を一つの部署が担っていたんですよね。

その中で「人事」という仕事って面白いなぁ。
もっと人事の仕事を極めてプロになりたい!
そんな思いから、新卒で入社した会社を退職し、転職します。




人材紹介の”ウラガワ”が気になり潜入...

当時は、今のように転職市場も大きくなく、
人材紹介が出始めた頃でした。

人材紹介業といえば「成果報酬」

求職者の転職が決まったら、
求職者の年収の30%をフィーとして
採用する会社から受け取るシステムです。

「え、さ、30%!?なんで?!」
そんな疑問と好奇心から、
人材紹介会社に潜入調査の気持ちで面接に行きました。




この人と働きたい!運命の出会い


人材会社の調査を兼ねて面接を受けている時、
とても素敵な人事課長に出会いました。
「あー、かっこいいなぁ。この人と働きたい!」

潜入調査で行ったつもりが、
その人との出会いが引き金となり、
そこから私の人事のキャリアは本格的に幕を明けました。

どっぷりハマった人事の魅力


人事のお仕事は、
採用・入社後のアフターフォロー・研修のほか、
評価や報酬、各種制度の企画や運営など
多岐にわたります。

新しい人に会い、
初対面にも関わらず掘り下げて話を聞いて
会社とのマッチングを判断するのも
人事の大切なお仕事ですが、

それ以上に意識していたのが、
「社員にイキイキとその人らしく仕事してもらう」

働きやすい職場環境を整えることも、
人事としての魅力を感じました。

人と話すのがスキ!


人事のお仕事でやりがいを感じたのが
説明会・面接・社員面談など直接人と話す場面。


もともと人前で話すのが大好きということもあり、
中でも、会社の魅力を全力でお伝えする説明会は、
「あー楽しいな」とワクワクする瞬間でした。

その後、様々なコミュニティに参加したり立ち上げていくうちに、
キャリアを重ね管理職になりました。




でも、無責任なことが言えない

人事や管理職のお仕事をしていると、
「目の前の社員のためになることを伝えたいけど、
今ここでこんなことを言ったら、立場上マズイのかな?」
といったように、
会社の評価や、周りの目を気にしてしまう場面があります。

仕事のために、あるがままの自分を押し殺していた時期もあり、
「うーん・・・。
他人の評価軸で仕事をするのってしんどいなぁ」
そんな気持ちになったんですね。




”あるがまま”が許される唯一の場所


たとえばの話、
「あなたのそういうところが悪いのよー」
と、スナックのママに言われるのと、
「お前、そういうところが悪いんだ!」
と、上司に言われるのでは、

相手の受け取り方が、
全く異なってくると思うんですよね。

また、反対も然り。
仕事の悩みなどネガティブな相談は、
上司や人事にはしづらいと思います。

その反面、スナックのママだったら、
友達に話す感覚で、気軽に話せちゃいます。

そういったこともあり、みんなが肩の力を抜いて、
「あるがままでホンネで話せる環境を作りたい」と思い、
スナックのママに魅力を感じました。




銀座でも東村山でも“がまま”なワタシ。


東村山で間借りさせてもらっている”リコード”というお店は、
もともとイベントbarをやっていたこともあり、
地元の常連さんが多い場所でした。

なので、もともとそこにあるコミュニティに私が
「こんにちは!」って入っていく感じです。

その一方で、銀座のデルソーレは、
「いらっしゃい!」と自分からお客さんを呼ぶスタイル。
過去から私とつながっている旧友が同時に集まります。

そうすると、私にとってはお友達だけど、
お客様同士は「はじめまして」になります。




銀座で「はじめまして」が「また飲みましょう」に変わる場所


私のお友達という共通点があるだけで、
「なんとなくよい空気感」でお話がはずんでいくのを、
見守るのがデルソーレならではの醍醐味ですね。

また、銀座のスナックという場所柄、
みんなのいつもと違う面が見られるのも楽しいです。

どのスナックに行っても、
私とそこに集まるお客さんは、
みんな、あるがままの気持ちで居られるように、
通称「がまま」の雰囲気を作ることを大切にしています。


グラレコでも表現する“がまま“

私がこの20年間、
大切にしている価値観があります。

それは、
「目の前のこの人は、まだ見ぬ可能性を秘めている。
自分などにはとらえきれていない深みと驚きと才能が隠されている」
という前提にたって、相手を尊重することです。

その才能と可能性を、視覚でも表現できないかな。
そんな風に思っていた4年前に、「グラレコ」に出会いました。

グラレコとは、会議やセミナーの内容を図解にして
イメージとして伝えるものです。

「これは私にピッタリだ!」
メモ魔の私の欲求を満たしてくれるし、
その瞬間におきる忘れたくない出来事を表現し結晶化できる感覚がありました。

そう思って、オンオフかかわらずあちこちで実践を繰り返して
グラレコをマスターしました。




グラレコからグラキャリへ


社内の小さな会議でもグラレコを使うと、
「涼さんに絵にしてもらうとスッキリしたよ!」
と大好評。

そこで、私が10年間以上携わってきた
キャリアカウンセリングでもグラレコを活かせないか?

そんな風に考えたことがキッカケで、
グラレコとキャリアを掛け合わせた
「グラキャリ」というサービスを立ち上げました。

プライベートは「和」に浸る


先日は私の大好きな京都に行き
「和」をどっぷりと堪能してきました。

中でも最近は、和菓子とお抹茶にハマってます。
繊細でずっと見ていられる美しい和菓子と、心安らぐ抹茶は、
あるがままの私に立ち帰るホッと一息つける原点です。




銀座のお酒と和菓子のマリアージュ

和菓子と聞くと、飲み物はお茶というイメージですが、
実は「お酒」とも合うんじゃないかなー?
なんて思っています。

今後は、スナックでもみんなにホッと一息ついてもらいたいので、
和菓子とお酒のマリアージュを研究して、
スナックおりょうの看板メニューにしていきたいですね。


デルソーレへのご来店、心よりお待ちしております。




    野崎 麻里恋するアルコールライター/会社員
    1990生まれ大分県出身。 スタートアップで会社員をする傍、セールスコピーライターとして集客から販売までのお手伝いをしております。 ライターになろうと思ったきっかけは、 「昼からビールを飲む生活に憧れたから」 好きな言葉は「ハッピーアワー」と「乾杯」

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