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私のこれまでのキャリア

CEO
2020.11.30

こんにちは、DelSole代表の佐々木恵です。

自己紹介として、私自身のこれまでのキャリアについて書こうと思います。


1986年大阪生まれ。
大学では臨床心理を学びました。きっかけは、中高と集団生活に苦手意識を感じており、もっとラクに生きられるようになりたいと、ずっと思っていたからです。(今の私しか知らない人には意外かもw)
「一人一人がその人らしく、より良く生きることを支援したい」という私の根底の想いが芽生えたのはこの時です。 


新卒でリクルートスタッフィングに入社。人材派遣の営業をしながら派遣社員の方々へのキャリア支援も行い、5年間で延べ500名以上の女性と定期面談をしていました。キャリアカウンセラー(今でいうキャリアコンサルタント)の資格はこの時に取得。


異動を経験した後、28歳で初めての転職。創業間もないキッズラインに入社しました。「女性が輝く社会を創る」という理念に共感したこと、そしてゼロから新しいマーケットや文化をつくってみたい、と思ったからです。

ここでの1年間は、私の人生のまさに転換期。あらゆることを自分の裁量でとにかくやってみる、というスタートアップの環境は私に合っていて、とても充実していました。

しかし約半年が経った時、私自身の妊娠が発覚。

嬉しい反面、今までのように思い切り働けなくなるのではないかと、正直すごく不安な気持ちになったことを覚えています。
そこからは、サービスの成長のためだけでなく、自分自身が母親としてどうありたいかを模索するために、本当にがむしゃらに働きました。(今思うと間違いなく妊娠中が人生で一番仕事してた・・)

仕事を通じて様々なワーキングマザーに積極的に話を聴きに行く中で、こんな生き方があるのか!と、衝撃を受けることもたくさんありました。仕事も子育てもプライベートも、枠にとらわれずに自分の軸で選択している。そして、いい意味で貪欲で、すごくイキイキされていて・・。自分もこんな生き方をしたいと思う、ロールモデルにたくさん出会うことができました。


29歳で第一子出産。育休期間は7ヶ月間でしたが、
ママ向けイベントやワークショップの主催、インターン、転職活動、息子と2人でセブ島へ留学、など本当に色々活動しました。


その背景にあったのは、不安で仕方なかったからだと思います。
今にして思うと、この頃の私は自分の中に軸を持てていなかったので、いろんな理想を外に求めて、とにかく何か行動していないと不安だったんですね。


せっかくの育休期間、もっと子どもとの時間を大切にすればよかったな、と今更の後悔もありますが、でもこの経験があったからこそ、女性に特化したキャリア支援をやりたい!という想いにも繋がっています。

子供が7ヶ月の時に、3社目のリクルートコミュニケーションズに入社。
ここで、フルタイム会社員と子育ての両立って、こんなに大変なのか!と実感しました。

実は転職活動時に私の中で最優先していた事項が、子育てしながら働きやすい環境と条件。平日ワンオペで時間の制約がある私でも、成果さえきちんと出していれば評価される。リモートワークやフレックスが当たり前に浸透していて、もちろん副業もOKで‥などなど、条件面に魅力を感じて入り、その点については入社後ギャップもなく満足していたのですが、それでも、私にとっては日々たくさんの苦労がありました。

家から電車+徒歩で40分かかる場所に保育園があったのですが、お腹が空いて泣きわめく息子を抱きかかえ、PCを抱え、ヒールで疲れて半泣きになりながら帰る日もありました。0歳の時は突然の熱で保育園から呼び出されることも多く、病院の待合室で息子をあやしながら膝にPCをのせて鬼の形相で仕事したりしてた時もありました。



世の中の会社員ママ達は、きっとそれぞれにもっと色んな苦労や葛藤を抱きながら働いているんだろうなぁ、と思います。


でも会社員を辞めたのは、そこが理由ではありません。


改めて大きな組織に入ってみて、何よりも私が衝撃だったのは、部署やプロジェクトや上司を自分で選べないんだということ。転職したばかりで社内で何の実績もないんだから当たり前なのかもしれませんが、私には全然納得がいかなかった。
(もちろん、この時期一緒にお仕事させていただいた皆さん本当に良い方々だったし、私が経験浅いことや、小さな子供がいることなど考慮したうえでの配属だったので、会社のことを悪く言うつもりは全くないのですが、そもそも選択権が私の方にはないんだ、ということとや、皆がそれを当たり前に受け入れて働いている環境が、私にはすっごく疑問だったのです。)


前職の時から、社外の同じ想いや問題意識を持った方々と一緒にプロジェクトを立ち上げたり、興味のあるプロジェクトを見つけると自ら進んで関わらせてもらったりしていて、育休中もそのような活動を積極的に行なっていたので、気付けば、私の中ではそちらの方が自然な働き方になっていったのかもしれません。

そのような背景から、私は大きな組織の中で与えられた役割を全うするよりも、たとえ影響範囲がどんなに小さくとも、自ら選択できるor なければつくることができる環境で、同じ想いを持った方々と、自分が心からワクワクすることをやっていきたい。もっと言うと、そういう環境でないと自分が納得感を持って動くことができないので、先程書いたような子育てと仕事の葛藤の中で、迷いなく働き続けることができなかったんですね。


結局3社目の会社にいたのは1年間で、回り道をしたようにも取れるかもしれませんが、私にとってはこの1年間、自分と向き合って散々悩みに悩み抜いたからこそ、自分の本当に大切にしたいことが明確になったので、一つも無駄なことはなかったと思っています。


そして2018年7月にフリーランスとして独立しました。

次回は、独立〜会社設立までについて書こうと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

    上林 恵人生丸ごと楽しむ皆のママ
    DelSole株式会社 代表/スナックデルソーレGINZAオーナー 「ありのまま・しなやかに・人生まるごと楽しむ」をモットーに、Flat・Exciting・AllOKな対話の場とコミュニティをつくる人。1000名以上の女性のキャリアに伴走してきました。 枠にとらわれず、仕事・遊び・学び・暮らしなど全てごちゃ混ぜで120%楽しむ独自の生き方を実践中。京都大学卒、リクルート、スタートアップを経て、2018年独立。

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