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ママインタビュー Vol.1〜やまだ なおさん〜

ハレノヒスナック
2021.03.01

PROFILE

・お名前:やまだなお
・出身地:東京都
・趣味:旅行、料理、散歩
・お仕事:アパレル→10年間専業主婦(3人育児)→現在はイベント制作会社の代表
・あなたは何ママ?:全方位ママ・パワフルママ

INTERVIEW

ー本日はよろしくお願いいたします!
まずは、なおさんの現在のお仕事について教えてください。

うちの会社自体はコンサートの制作を行っております!アーティストの所属する事務所とレコード会社が「コンサートをやろう」となった時に、場所や音響照明のブッキングからお弁当の手配までするなんでも屋さんです。
もともと会社を設立したのは主人で、その設立当時私は会社にノータッチでした。主人が亡くなってどんどん椅子がズレて、私が社長になりました。
子どもがいるため現場に立つことは難しいのですが、総務や経理に近い仕事をしていることが多いです。


ー今のお仕事を始められる前のご経験と現在のお仕事には関係がありますか。

新卒でアパレルの株式会社丸井に入社し、その後ハワイでも靴の販売を行っていました。ですが25歳の時に結婚したので、仕事を再開した35歳までの10年間の専業主婦としての時間が一番長かったです。私、専業主婦って何もやっていないと思っていたんですけど、ママをしている中で、自分が仲良くしたくないママ友とも仲良くするコミュニケーション能力だったり、言葉の通じない子どもが何をしたいのかを先読みする力が養われていました。仕事で社員の精神状態のケアをしたり、仕事に対する助言をしていく中で、こうしたママとしての力が生きていると感じます。

ーなおさんを語る上で3人のお子さんのママさんであることは欠かすことができない要素ですよね。

主人が会社を設立する時、子どもが3人いたんですけど、彼から会社を4人目の子どもだと思ってサポートして欲しいと言われたんですよ。そういったこともあって会社のことも「子育て」だと思っています。社員は大人だから自分のことは自分で!ということはもちろんなんですけど、「ちゃんと食べてる?」「風邪ひかないでね!」みたいな、社員・会社そのものに対してもお母さんな部分があるなと感じます。


ーなんと4人のママさんだったのですね!そんななおさんにとって人生における一番重要なターニングポイントは何でしたか?

やっぱり私にとって人生最大の出来事は、主人が亡くなったことですね。「私、もう人生で働かない!」と決めていたのに「なんで今こんなに仕事してるんだろう?」って思うくらい働いたり、銀座のママをやるにしても「やってみたい!」という気持ちがあっても普通ならなかなかできないところ、一歩踏み出してやってみたり…こういう挑戦に対する勇気は、主人のことがなければ持てなかったんじゃないかと思います。「私には無理!」ってブレーキを踏んでいたのではないかと。人生が無限じゃないとわかったので、やりたいことはとりあえずやろう!だめだったらその時に考えよう!と近年そんな風に思うようになりました。


ーなるほど。そうした勇気に支えられる挑戦に対する活力はお子さんからもらうことも多いのではないかな?と思うのですが、子育ての楽しさ・嬉しさを感じたことを教えてください。

今子どもは上から中1、小5、小1で、最近ちゃんと話ができるようになってきたので、私が悩んでいることを話せるようになりました。私が君たちを犠牲にしてまでどうして会社に行くのか、何を守ろうとしているのか…など。今までと違って話すことで自分1人で抱え込まなくてよくなったのは、ありがたいし嬉しいし、頼もしいです。

ーそれでは逆に子育てで苦労したことはなんですか?

上2人が年子なんですけど、その子達が幼稚園に入るまではバタバタすぎて、自分のことをやるなんて…という感じでした。自分で欲しくて産んだ子だけど、なんで私こんなに大変なんだろう、とか、まだ30歳になるかならないくらいで周りがバリバリ働いているのを見て自分と社会とのギャップを感じていました。今思い返すと、あなた2人も同時に育ててすごいよ!って言えますけど。



ー子育てに全力投球で社会とのギャップを感じていらっしゃったとのことですが、お仕事を再開された時にどのように感じられましたか?

そのギャップを感じていたこともあり、仕事を再開して社会の一員になれたことは嬉しかった。そして、大人と深く話す時間を欲していたことに気付きました。ママ友との間ではなんとなく言っちゃダメなことが色々あるじゃないですか。でも仕事となるとそういうのに構わず、腹をわって深いところまで話さないといけない。そうやってお互いが納得できるところまで話す、っていうのは楽しいなと思いましたね。

ー大人と話す時間というのはスナックとも繋がる部分があるのではないかな、と思うんですが、なおさんとスナック・恵さんとの出会いを教えてください。

デルソーレママの一人であるリナさんと元々知り合いで、彼女が昼スナをやっている話を聞き、本当に勢いでスナックに行ったんですよね。それこそ背中を何かに押されたような感じです。あれはいい一歩だったな、とスナックを出た後に強く感じました。

ーもともとスナックに行かれることもございましたか?

子育て中はそれどころではなく…。でも行ってみたいな、やってみたいなという気持ちは前からありました。コロナの前は家に人を呼んで飲んだり食べたりしていたんですけど、それを外でやれたら楽しいだろうな、という漠然としていた夢を持っていました。

ー私も家に人を招いて…ということが好きなのでとても共感します。今このご時世でそういった集まりを行うこと、人と直接関わることが難しい中で、人との接点を生み出すスナックという場は非常に貴重ですよね。そんなスナック、デルソーレではママごとに雰囲気がガラッと変わると思うのですが、なおさんのスナックはどんなスナックにしていきたいとお考えですか?

色んな人とのコミュニケーションの場というのはもちろんなんですけど、シングルマザーとか大変な女性の方が多いじゃないですか。そのシングルマザーの中で私は恵まれているなと思うんですけど、子育て嫌になって放棄しちゃったり、どうしようもない男につかまったり…という女性のニュースを見る度に何か私にできないかなと思うんです。そういった女性の助けになりたいと…自分でもまだよく掴めていないんですけど。だから今自分に力、お金だったり知恵だったりを溜めたいです。私自身が立ち上がったばっかりなので、今周りにいるデルソーレのママたちの力を借りていきたいと思います。



ーそうした思いをお持ちになって前に前に進み続けようとされるなおさんのモチベーションはどこから湧いてくるのでしょうか?

やっぱり自分に自信がなかったり、自分自身を大事にできない人は、他の人にそのパワーを与えることは難しいなって私は思います。なので自分を大切にするために、私が子育てとかで嫌な時は嫌!とはっきり喜怒哀楽を出すんですけど、泣こうが喚こうが、次の日ちゃんと朝ごはんを作っていれば良し!だと思っています。

ー逞しいですね(笑)。

無理な時は無理!ウーバーイーツ頼む!っていう時もありますけど、私も人間なので。そういう姿を子どもたちに全部見せています。

ー私自身の悩みでもあり多くの人が悩んでいることだと思うんですけど、自分を大切にするというのは何から始めていけば良いのでしょうか?

難しいですよね。これは大人になっていく中で養われたというか…若い時は体力が余っているから結構無茶なことをしても大丈夫だったりして、その結果無茶をしますよね。でも逆に、その若い時にちゃんとバッターボックスに立ってバットをふり続けていけば、自分に飛んでくる球がいい球か悪い球か見極める力になっていくのではないかと最近ふと思いますね。

ーバットを振り続けると、これは自分を犠牲にする球だ、というのが分かるようになる…。

そう、これは肩壊す!とか(笑)。この球は結構速いけど絶対振っておかなきゃダメだとか。仕事でも恋愛でも生活に対して見極められるようになります。何事も良いこと悪いことのバランスがあると思うので、何があってもバッターボックスに立ち続ける。これが結果的に自分を大切にする上で重要なのではないかと思います。



ーバッターボックスに立ち続けてきたなおさんには、人生で後悔していることがないようにお見受けしたのですが、ここまでで後悔していることはございますか?

ない!後悔があるとしたら高校生の時に日焼けしたくらい(笑)。日サロに行ってた自分は引っ叩きたい…。

ー凄い、改めてなおさんの前に突き進み続ける力を強く感じます(笑)。石橋は叩かないけれど、壊れる前に渡り切るタイプだと思います。

壊れたとしても「大丈夫だよ!浮き輪持ってから!」という(笑)。多分そのままなんとしても対岸まで行きます。私ここまであんまり勉強もしないで特にすべてにこだわらずにやってきたんですけど、でも、最短で面白い人生を歩んでいる実感があります。なので後悔はないです!

ー言い切っていただいてこちらも気持ちいいです!それでは最後になおさんの今後についてフォーカスしていきたいと思います。

デルソーレで色んな形態をやりたいです!せんべろデルソーレとか(笑)。今後何をやっていくというのがハッキリしていない最初の状態で集まったデルソーレのママたちは、もともとの熱い心といつでもバッターボックスに立てる肩の柔らかさみたいなものを絶対お持ちなのでコラボしたいです。

ー私も、ママさん方は今までバッターボックスに立ち続けることを選び続けてきた方だと思います。そんなデルソーレママさんたちの共通点としてどんなことが挙げられると思われますか?

皆さん強いけれど、それと同時にすごく柔らかい、しなやかな部分をお持ちだなと感じます。その柔らかい部分を潰さないように皆さん自分を強くしているのではないかと。その両方を持っているからこそ素敵な女性たちなんだと思います。


ーありがとうございます。そんな素敵なママさん方と一緒にスナックを盛り上げていきましょう!



恵ママから一言

 底抜けの明るさとポジティブエネルギーで充たされているなおさんは、まさに太陽(デルソーレ)のような存在。元気をもらいたいって方や、子育てや家庭の状況で今大変な想いを抱えている方、なおさんに会いに来られてみてはいかがでしょうか?^^

なおさんの出勤スケジュールは、こちらのカレンダーでご確認ください。

    黒田 藍子デルソーレのスーパーインターン生/金曜チーママ
    恵ママの想いに共感し、デルソーレ初のインターン生として金曜チーママ及び運営補助を担う。趣味は観劇とグルメ、もちろんお酒も大好き。お酒を片手に人と語り合う時間が何よりの幸せ。 現在慶應義塾大学院メディアデザイン研究科所属、2021年春より戦略系コンサルティングファーム勤務予定。

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