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自分の軸で生きていきたい。辿り着いた先が銀座のスナックでした。

CEO
2021.08.09

「いらっしゃいませ、お飲み物は何にされますか?」

ここは東京銀座。
コリドー街の一角の最上階にあるDel Sole(デルソーレ)


銀座の煌びやかな雰囲気とうってかわり、
銀座で唯一、等身大の自分で居られる場所。

ここに来るとお日様に照らされたように
心がホカホカと温かくなり、
エネルギッシュに満ち溢れた新しいワタシに出逢えます。

こんにちは、
スナックDelSole(デルソーレ)を経営する
佐々木 恵(ささき めぐみ)です。

今回私が、
「スナックを始めようと思ったキッカケ」
そして「これから先に目指すもの」について
お話をしていきたいと思います。




人生を変えるキッカケとなった、”お酒との出会い”


飲食や、「人と人との繋がり」に
興味が芽生えた最初のきっかけは大学生の時でした。

当時から毎晩飲み歩く生活。
居酒屋でアルバイトをし、
店を閉めた後そのままバイト仲間達と飲みに行き
その日のバイト代以上に飲み代を使ってしまうような刹那的な生活をしていました(笑)

大学のお祭りで居酒屋をすることになった時には、
迷わず居酒屋のホールリーダーに立候補しました。

「一人でも多くの学生に、運営として主体的に関わってもらいたい」
「全員に心から楽しんで参加してもらうには、どんな役割・仕組みが必要?」


と、悩みながら試行錯誤する過程が、本当に楽しかったですね。
最終的に成功で終わった時には、大きなやりがいを感じました。

今振り返ってみると、
この学祭で、多くの学生を巻き込み、
それぞれの価値観にあった形で主体的に関わってもらう経験が
スナックで働くママ達との関わりに繋がるのかもしれません。

大学では心理学を専攻。
「その人がその人らしく生きるための支援をしたい」
そんな事を考えながら大学生活を過ごしました。

しかし、
この後の社会人生活は、
決して穏やかなものではありませんでした。


大手で”バリキャリ”を目指すが...

大学卒業後は、リクルートグループの人材派遣会社に就職しました。
営業として成績を上げ全社表彰されたり
キャリアカウンセラーの資格を取ったりと
忙しくも順風満帆な社会人生活を送っていました。

仕事にも社会人生活にも慣れてきた7年目。


「私、いつまでこの会社にいるんだろう・・」
「飽きちゃったし新しい事をしてみたいな」
そんな風に思うようになりました。



仕事終わりはスナックに直行


それまで仕事の後はいつも会社の人達と飲みに行っていたのですが、
会社に対してモヤモヤした気持ちを抱くようになるにつれ、
仕事終わりは一人で
近くのスナックに飲みに行くようになりました。

「いやー、本当は会社辞めたいんですよね・・」

会社の上司や同僚には言いにくい本音を
気軽に言える飲み屋の雰囲気は、
その時の私にとって心地よかったですね。

ママからは「大丈夫よ!めぐちゃん」と励ましてもらい
気持ちがスッと軽くなりました。
会社以外で心置きなく話せる居場所が大好きになりました。


ママみたいな仕事がしたいっ!

スナックでママに悩みを聞いてもらっている時に、
頭の中にこのようなことがふとよぎりました。

「私、本当はママみたいな仕事がしたかったのかもしれない。」

お酒も入っていたので、
軽い気持ちでポロッと言ってみたところ

「まぁ嬉しい。じゃあ手伝ってよ!めぐちゃんだったらいつでもOK」
「え?ホントにホントに!?」


あまりの急展開でちょっとビックリしましたが、
そこからは週に3回程、
仕事終わりにママの元でアルバイトをしました。

今まで会社の中の人しか見てこなかった私にとって、
「自分の好きな事を仕事にするって素敵だな...」
「外に目を向けてみたら、今の会社じゃなくたって、色々な選択肢があるよね!」


そんな気づきを得ることができたので
6年半勤めた人材会社を潔く退職しました。


激務の中でチラリと見えた“一筋の光”


二社目の会社は、設立して間もない「超」がつくほどのスタートアップ。
家事育児を依頼したい個人と、サービスを提供する個人の
マッチングアプリを運営している会社です。

仕事内容は、何もないゼロからの状態なので、多岐に渡ります。
猫の手を借りたいほど忙しく、
ゼロから仕組みを作るのは骨が折れました。

「あーでもない、こーでもない」
と言いながら残業をする毎日。


でも振り返ってみると、
分からないことにチャレンジするのって、
私の中では燃えるというか、
すごくワクワクする瞬間でもあったんですよね。


仕事が大変な反面、
一緒に働くスタッフやお客様に恵まれ、
たくさんの刺激的な出会いもありました。

サービス利用者の多くが女性の一人社長さんであったり、
一緒に働くメンバーもフリーランスが多い環境だったのですが
そんな方達を見てると

「自分が知らなかっただけで、起業している人って世の中にこんなにたくさんいるんだ」
「あれ?もしかしてそこまでハードル高くないのかな?」

そんな風に価値観が変わった瞬間でもありました。

それがキッカケで、プライベートでも、
起業したい若者が集まるコミュニティに参加し、
個人で面白い活動をしている人達との接点を増やしていきました。



初めて自分でイベントを企画。なんとかなるを体験。


コミュニティ内で、初めてゼロからワークショップを企画しました。
「自分が本当に大切にしたいことや少し先の未来について
参加者同士で対話しながら考えてみよう」
というイベントです。

規模は小さかったんですが、
「どうやったら参加者が喜んでくれるかな?」
とゼロから試行錯誤することはとてもワクワクしました。

結果的に大盛況。
なんとか毎月開催を続けることができました。

このイベントの体験が、


「自分一人では大変なことでも、人を巻き込めば実現できるんだ」
「ゼロから自分達で何かを企画するって、めちゃくちゃ楽しい!」


という気付きと自信につながりましたね。



やりたい事を謳歌した育休期間


そんな中出産し、育休に入るのですが、
スタートアップにいた時は仕事漬けの毎日で、
ライフワークや趣味など仕事以外の活動がほとんどできなかったため
育休期間中はやりたいと思った事を
とにかく色々とやってみようと思いました。

自分の住んでいる地域のママコミュニティを立ち上げてみたり、
キャリアと子育てのバランスに悩む
ワーキングマザー向けのイベントを開催したり。
起業したばかりの友人の会社を手伝ったり。
生後半年の息子を連れて1ヶ月間セブに留学したりと、
「とにかく自分が面白そう!」
と思うことにチャレンジしました。

行動しながら考えるタイプなので、
やってみたら、
「あれ?思ってたのと違った」という時もありました。
でも、自分の意志で行動して、また改善しての繰り返しは
日々前に進んでいる感じがして、心地よかったです。



育休明けに見たのは「絶望」

育休中に転職活動をし
産後7ヶ月で再びリクルートグループの会社に入社。

大手では当たり前のカルチャーかもしれませんが
ひとつの事を決めるのに、何回も何回も社内で会議をして
承認をもらって、他の部署に根回しをする工程を挟みます。

スタートアップから育休期間まで
ものすごいスピード感で自分がやりたいように活動してきたので、
ルールがガチっと決まった大企業の文化は、
私にとって窮屈なところがありました。

「空気感が肌に合わないな」
「大きな組織は私には向いてないかも」
と、入って3週間で違和感に気付いてしまったんですね。



勤務条件VSやりたい事


仕事内容はさておき、
働き方の制度や、お給料などの条件は
とてもよかったんですよね。

当事はまだコロナの前だったのですが、
リモートワークをフル活用でき時間もフレックスで
子育てをしながらでも
ストレスなく働けるフレキシブルな環境です。


「仕事は超絶面白くないけど、
かといって、乳幼児を育てながら
今よりもいい条件の会社に転職するのは難しいのかな・・・」


「会社の仕事は”仕事”と割り切って
副業で好きなことをやってみようかな。
でも、子育てしながらだと時間的に大変だよな・・・」

そのような考えが毎日毎日、
頭の中をグルグル駆け巡りました。



頭の中に稲妻がドカーンと走った瞬間

「あぁ辞めたい...」と思いながらも
踏ん切りが付かず、入社から半年が経ったある日。

ユニリーバ・ジャパンの島田 由香(しまだ ゆか)さんの
スピーチを聴く機会があったんですね。

スピーチの中で島田さんが私たちにこう問いかけました。
「人は誰しも、死に向かって、自分の命を削りながら毎日を生きています。
使命という字は命を使うと書きますが、
あなたが今やっていることは
あなた自身の大切な命を削ってまでも、やりたいことですか?」

この言葉を聞いた瞬間、
頭の上にビリビリと稲妻が落ちるような感覚になりました。

「うわぁ、自分の命を無駄にしているな」
「自分に対して申し訳ない」
「うん、辞めよう!」
と、踏ん切りがついた瞬間でした。



「自分らしく生きていきたい」他人軸への終止符、そして独立。


振り返ってみると、今までは、
周りの目ばかりが気になっていました。


皆が知っている大学に入って、
皆が知っている会社に入って、
その中で「1番になる」とか「評価される」とか・・


とにかく「恵さんってすごい!」
そんな風に思われたい一心で頑張ってきました。

ですが、
どんなに頑張っても、他人と比較している限り、
自分なんかよりもすごい人はいくらでもいます。

どこまで頑張っても
「今のままじゃダメだ、もっともっと頑張らなきゃ。」

と、常にどこかしら「焦り」や「不安」が付きまとい、
頑張っても頑張っても、ずっと苦しかった。

そんな中、
対話を通じて徹底的に自分の心の声と向き合ってみたときに

「今まで自分は、
自分の外に外に、理想を追い求めてきたけれど
本当に欲しいものは、全て自分の中にあった」


ということに気付き、

「これからは、自分だけの人生を生きていきたい」


と、心の底から思うようになりました。

そして自然と
会社員ではない、独自の働き方を選ぶことになりました。





    野崎 麻里恋するアルコールライター/会社員
    1990生まれ大分県出身。 スタートアップで会社員をする傍、セールスコピーライターとして集客から販売までのお手伝いをしております。 ライターになろうと思ったきっかけは、 「昼からビールを飲む生活に憧れたから」 好きな言葉は「ハッピーアワー」と「乾杯」

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