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ママインタビュー Vol.10〜藤田 紘子さん〜

ハレノヒスナック
2021.08.30

経営者の意思決定や行動の質を向上をサポートする
「エグゼクティブコーチ」として、Lighten Upの経営をされる傍、
デルソーレのママとしても大活躍の紘子(ひろこ)ママ。


クールで凛とした知性と、ジワっと温まるパッションの
両方の側面を兼ね備えている紘子ママに、
バリキャリ人生に終止符を打ってコーチングに目覚めたきっかけや、
プライベートの過ごし方まで、ホリホリとお話を伺いました。


PROFILE

お名前: 藤田 紘子
出身地:東京
趣味:和食、 日本酒、自然の中でリトリート、家族でキャンプ、スクールウォーズ
お仕事: エグゼクティブコーチ
あなたは何ママ?: 涼しく微笑む、日本酒ママ




“可能性の香り”を感じて、デルソーレのママに


はじめまして、デルソーレで月1の夜ママをしております。
エグゼクティブコーチの藤田 紘子(ふじた ひろこ)です。

私がデルソーレにジョインしたのは、2021年4月です。


ここまで長引くと思っていなかった
コロナによる自粛期間が1年続き、

みんながリアルな場での繋がりに
飢えてしばらくたった頃です。

1年前は、当たり前だったことが制限されると、
「あーリアルで人と会うことって、幸せな事だったんだなぁ〜」
「こんな時代だからこそ、リアルのコミュニティって大事だよねー!」
そんな風に思うようになりました。

その時に偶然にも、友人からデルソーレの代表の恵さんを紹介してもらい、
「私、やります!」
と二つ返事で、ママになりました。



マグネットみたいに、ピタっと“人と人とが繋がる”場所

「えー!そんな共通点があったんですね。あ、facebookされてますか?」


デルソーレにご来店されたお客様同士、
実は共通の友人がいらっしゃったり、
意外な共通項があったりして、
そこから話題が発展することがあります。

お客様とお客様がマグネットみたいにピタっと繋がって
新しい世界が開ける瞬間、
「あー、ママやっててよかったな!」
と私まで嬉しくなっちゃいます。
 
素敵なお客様が、吸い寄せられるように集う
パワースポット「デルソーレ」は、
オンラインが主流になっている時代だからこそ、
価値があるんだなぁと、あらためて実感しますね。




お客様みんなが“素”でいられるフラットな空間



デルソーレのカウンターに立つと、
「あっ、ちゃんとママしなきゃ!」
みたいな緊張感は、
回数を重ねるうちに手放してしまいました。

ここだけの話、お酒を飲むのは大好きなんですが、
お酒を作るのが苦手なんです。
 
なので、お客様には、
「どれくらい入れますか?、ストップって言ってくださいね!」
とアシストして頂きながら、一緒にお酒を作っています。
 
「紘子ママの日は、お酒の濃さが選べるよね」と
お客様にクスっと笑っていただける時も。
 
職場でもない、家庭でもない「スナック」という第三の空間で、
お客様にも肩肘貼らずに、ホッと一息ついてもらいたい。
お酒を片手に、本音で語って欲しい。
 
そのような想いから、
私が一番フラットでいることを意識しています。


ママと、お客様という立ち位置ではなく、
お客様と一緒に、その場を気取らずに楽しめるのが
デルソーレの醍醐味だなぁと感じています。
 
私がそんなフラットな雰囲気を醸し出せるのも、
一緒に働くママさんのおかげなのです。
 

ありのままでいられる場所=デルソーレ



大人になって社会に出ると、
「こんな事を言ったら自分の評価に影響するんじゃないかな...」
「ここはみんなの意見に合わせた方が、上手くいきそう!」
 
と、周りの目が気になってしまい
本来の意見や感情に蓋をしてしまった経験
は、誰しもあると思います。
 
もちろん、組織の中で調和を取ることは大切です。
 
ですが、
ありのままでいる場所がもっと世の中に増えたら、
みんなが幸せにイキイキと生きられるんじゃないかなぁ。
そんな風に思っているんですよね。
 
 だからこそ、私自身も意識して、
フラットな状態で居られる場所をいくつか作っています。
 
その中でデルソーレという空間は
私の中で欠かせないものです。


日替わりでママさんがカウンターに立つ
デルソーレにいる時は、
母親とか、会社とか、自分の役割や肩書きではなく
ありのままの気取らない私でいることができます。
 
だからこそ、お客様と一緒にいる時も、
フラットでカジュアルで、
私が一番楽しんでいるかもしれません。笑
 
そんな私ですが、
ありのままの私でいることができるようになったのは、
つい最近のお話です。



深夜1時まで働くバリキャリ商社マン



私の過去のお話をさせていただきますね。
 
私が、独立してLighten Upを立ち上げる前は、新卒で大手商社に入社。
そこでいわゆる輸入実務やら海外ベンダーとの
商品開発アシスタントをしてたんですね。
 
もともとインテリアや空間作りが好きで、
家具や雑貨の製品開発に携わりたい!と言う理由で商社を選びました。
 
私の好きなものが、デザインされて、海外から日本でやってくる。
スピード感と、それなりの金額が動く規模感は、
「ああー、商売してるな」
と言う気持ちになり、忙しくも活気のある雰囲気が大好きでした。
 
ですがその反面、
商社と聞くと激務なイメージをお持ちだと思いますが、
まさにその通りでした。
 
若さもあったので、深夜1時まで残業することもよくありましたね。




海外出張に行きまくっている私、カッコイイ!



「何歳までにこんな年収になって、海外出張に行きまくる」
「結婚して、子供もいてキャリアアップしている女性ってカッコイイ!」

私の中で、働く女性像はそんなイメージだったんですね。
外から見える“カッコイイ自分”を現実化するために、
外資への転職そして海外MBA留学と、キャリアを追い求めてひたすら
仕事に打ち込んできました。




転職後の悲劇。私マネジメント上手いと思っていたんだけど・・・

「よし!ここでも成果を出してキャリアアップするぞ」


結婚して、子供が生まれた後、
更なるキャリアアップをするために転職をしました。
意気込んで転職をしてみたものの、会社の雰囲気と合わずに
思うようにパフォーマンスが発揮できなかったんですよね。
 
手前味噌ながら、前職の経験もあり、
私はマネジメントが上手いと思っていました。

しかしながら、新しい職場というのは、
人間関係もゼロからのスタートです。
 
人間関係、人のマインドセットや心の状態が整わない事、
そしてメンバーの価値観が違う中で「どうマネジメントしていくのがベストなんだろう」
と、ものすごく悩みました。
 
さらに、自分の状態もどんどん悪くなり、
仕事で結果が出せないという負のスパイラルに陥りどん底体験をしました。
 
今まで積み重ねてきたキャリアやプライドもあったので、
「やりたい!」と思った本来の仕事ができないのは、
とてもショックで悲しい気持ちになりましたね。




コーチングで気づいた“私の価値観”



そんなシュンとしている時、コーチングを受講したんですよね。
セッションの中でコーチから、
「紘子さんはどうしたいの?」
「紘子さんにとってどんなことが喜び?」
という質問を受けました。


最初のうちは、
「家庭も仕事も大切にすること」
「周りから、子育てもしながら仕事でも活躍してカッコイイって言われたい」
そのような答えでした。
 
ですが、コーチと対話を繰り返していくうちに、
「あ、私が今まで求めていたものって、
自分の外側にあって、自分と向き合えて居なかったんだな...」
と外側に全て価値観を求めていたことに気づきました。


その瞬間フワーっと、
私の優先順位がシフトチェンジしました。




どう見られたいかではなく、どう在りたいか

「こうやったら私カッコイイ」
「こうやったらすごいと評価される」

今まで大事にしていた価値観を手放し、
「私はどうありたいの?」「私は何をしたいの?」に目と向けると、
一気に「幸せ」という感情が込み上げてきました。
周りがどうなろうと、私は私。
自分の軸を大切にして生きて行こうと決めた瞬間でした。



ふと、周りを見渡した時に“気づき”がありました。

みんな周りと比べるなぁ。
「比較にばかり目を向けているマインドセットでは組織は成長しない・・」
と言う風に見方が変わりました。



それだったら、
どう生きるか、どう幸せにはたらくかという「心」
に目を向けた方が、世の中も幸せになるんじゃないか。
 
そして、私が80才まで働くとしたら、あと40年間残ってます。



キャリアにしがみつくのもいいけど、
早く切り替えて、自分らしく生きた方が、
自分もハッピーだし周りの人も幸せにできるよね。
そう思って独立しました。





子育てから学んだ“自分に正直”に生きること



現在はエグゼクティブコーチとして、
「Lighten Up」の代表を努めています。
「すべての人のWillとCanがはじける社会をつくる」
をミッションとして掲げております。
 
子育てをする中でふと感じるのですが、
小さな子供って「これやるの!」「あれやるの!」
とやりたいことに対して真っ直ぐでパワーがあるんですよね。


でも大人になると、
周りの目が気になってパワーが減速してしまいますよね。
 
みんな 子供の時のような無邪気なエネルギーを取り戻して、
「とりあえずやってみよう!やってみたい!」
というエネルギーが溢れる世界を作るのが私の使命だと感じています。




あ、、食材が冷蔵庫に入らない。

「紘子さんの仕事をされている時とプライベートのギャップが素敵です!」
嬉しいことにそのようなお声をいただきます。
 
自分で言うのもあれですが、
ハマったらとことんのめり込んでしまうタイプでして、
私が「わー素敵っ!」と思ったものには
ついついコレクションをしたくなってしまうんですよね。
 
最近のマイブームは日本酒。
昔はザ・日本酒といったおじさまっぽい日本酒が主流でしたが、
近年はワイングラスで飲むような
おしゃれでフルーティーな日本酒も増えてきました。
 
20代の頃から日本酒が好きだったのもあって、
コロナをきっかけに、酒屋さんを巡り、
自宅で楽しむ日本酒を集めるのがマイブームです。


「わー!これも気になる、あれも飲んでみたい!」
あまりにも日本酒を買いすぎちゃったもので、
冷蔵庫の半分以上が日本酒で埋まってしまう時も・・。
「あ、、食材が入らない!」と後で焦ったこともありました。笑
 
また、川のせせらぎや海の音など自然が大好きで、
家族みんなでキャンプや、リトリートの旅をすることも
オフの日の楽しみ方の一つです。

涼やかな日本酒をデルソーレでも



大好きな日本酒を、デルソーレに来店されるお客様にも
味わっていただきたいなぁと思っています。


そこで今度、デルソーレで日本酒イベントも企画しています。
 
日本酒が好きな方もそうでない方も
ぜひ、お気軽にデルソーレへお越しください。

    野崎 麻里恋するアルコールライター/会社員
    1990生まれ大分県出身。 スタートアップで会社員をする傍、セールスコピーライターとして集客から販売までのお手伝いをしております。 ライターになろうと思ったきっかけは、 「昼からビールを飲む生活に憧れたから」 好きな言葉は「ハッピーアワー」と「乾杯」

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