― 麻布十番にて毎週金曜に昼スナックを営業している恵ママ。そんな恵ママには、もう一つの顔が・・・!実は「オンラインサロンのコミュニティマネージャー」をしているんです。オンラインサロってナニ?コミュニティマネージャーってナニ??そんなお話を、オンラインサロンのオーナーである野澤直人さんと対談します―
株式会社ベンチャー広報 代表取締役
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。
2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。
今回の対談もオンラインで実施しました!
ーお二人はどのような経緯で知り合ったんですか?
野澤さん: 井上千絵さんからの紹介ですね(笑)
恵ママ: はい、井上千絵さんは、昼スナックにもよく来てくださる複業ママさん(井上さんのインタビュー記事はこちら)で、野澤さんが代表を務める株式会社ベンチャー広報で社員として働かれているんですが、その井上さんが繋いでくれました。
野澤さん: オンラインサロンを開きたいんだけど、誰かいい人いませんか?と相談したら、恵さんを紹介されました(笑)
ー『ゼロイチ広報』は、どういったコンセプトのオンラインサロンなのでしょうか?
恵ママ: それを説明するには、野澤さんの経歴を聞くのが一番ですね。
野澤さん: 私は、元々はビジネス誌の編集をしていたのですが、その後ベンチャー企業に転職したんです。そこで突然、広報の仕事を任されることになりまして‥。前職では取材する側だったから、される側もできるだろうと思って始めたものの、これがなかなか苦労しまして。その時、気が付いたんです。ベンチャーやスタートアップって、突然、広報職を任される人がほとんどなのだということに。しかも社内に広報経験者が誰もいないから、皆さん一人で試行錯誤されているんです。かつ、当時はPR会社や巷にある広報セミナーも、大企業向けの内容ばかりで、ベンチャー企業には当てはまらない。だから、そんな困っている企業や広報担当者を助けられたらなと思って、会社を立ち上げました。
恵ママ: その名も「ベンチャー広報」という、わかりやすい社名です。
ーなんで、ベンチャーに特化したんですか?
野澤さん: PR会社って世の中にたくさんあると思うんですが、大手の企業とベンチャー企業では、PR会社や広報活動に求めているものが全く違うんです。簡単にいってしまうと、大手の会社はリスク管理、つまり”守りの広報”が重要で、ベンチャーは、世の中に広く知ってもらうための”攻めの広報”が重要なんです。でも、大手のPR会社や広報担当の人は、この「攻め」が難しい・・というか「攻めの広報」を知らない人が多いんですね。
私は、ベンチャー企業で「攻め」の広報ばかりをしていたので、その経験を生かして、今働いています。
値段も大手から比べたら半額以下です。それでも、スタートアップやベンチャー企業にとっては予算的に難しいという声があったので、ならば月額1万円ポッキリにしてオンラインサロンを開いたらどうかなと、前々からあたためていたんです。でも、オンラインサロンの運営まで全部自分達でやるのは大変だなと思っていたときに、出会ったのが恵さん。スナックのママならコミュニティマネージャーにぴったりだ!と思いまして(笑)
恵ママ: 最初は「広報のオンラインサロン」と聞いたので、「私、広報経験もなければ、オンラインサロンの運営をしたこともないのに!?」とびっくりしました。でも、すごく興味はあって。これまで自分のライフワークとして、小さなコミュニティをいくつか立ち上げて運営してきた経験はあったので、「これはチャンス!」と、飛び込んでみたんです。
野澤さん: 今や、恵さんなしでは絶対成立しないですよ。
恵ママ: ありがとうございます!
ー『ゼロイチ広報」では、どんなサービスを提供されているんですか?
野澤さん: 会員さんに喜ばれているのは、月に1回、30分間PRコンサルタントに個別相談をできるっていうサービスですね。
あと最近は、会員さん主体で色々な企画が立ち上がっています。例えば「ライトニングトーク」というプレゼン大会のようなものとか。会員さん達だけで新しいことを企画していくっていう動きは、最初は全く想定していなかったので、面白いですね。もちろん勝手に立ち上がっている訳ではなく、その裏で恵さんが促したり動いたりしてくれているからで。こういったことができるのも、スナックのママである恵さんの力かなと・・・
オンラインサロンなので、基本はオンライン上の集まりが中心なのですが、オフ会を恵さんのスナックでやらせてもらったこともありました。これも恵さんならでは、ですよね(笑)
恵ママ: 『スナック野澤』って名前でイベントやりましたね。
野澤さん: 僕がカウンターの中に入って、会員さんの相談に乗ったりしました(笑)普通の飲み会でもいんですけど、スナックの方が交流しやすいですよね。
それと、これも恵さんならではだと思うんですけど、時々、昼スナックにマスコミ関係の方がいらっしゃる時があるそうなんです。すると、オンラインサロン内で「○日にこんな媒体の方がきますよ」と告知があったりして。それがいいなと(笑)
恵ママ: サロン内でもちゃっかり営業させてもらっています(笑)あ、ちゃんとご本人の許可を得た上で告知してますよ・・!
恵ママ: 私自身も、『ゼロイチ広報』の運営を通じて、本当にたくさんのことを学ばせてもらっています!まず、毎週のようにオンラインで勉強会や交流会を開催しているので、オンラインでのファシリテーション力が上がりました。コロナの影響で昼スナックの店舗休業を決めた時、迷いなく、すぐにオンラインスナックに切り替えてスタートできたのは、間違いなくオンラインサロンで鍛えられたおかげです。
また、フリーランスになってから、ありがたいことにマスコミから取材して頂く機会が増え、全て自分で対応しているんですが、そこでの常識やお作法をこれまで何も知らなくて。オンラインサロンを運営しながら、『なるほど!あの時こうすればよかったのか!』と、会員さんと一緒に学ぶことも多いですね。私、以前は『事前に原稿見せてください!』とか『こういう表現をして欲しい。』とか記者さんに言っていて・・・。これ、ダメなやつなんですよね・・
野澤さん: それはダメなやつですね(笑)でも知らないんですよね、そういうことしたら非常識だって。知る機会もないし。
以前、マスコミの人から「ベンチャー企業の広報ってレベルが低いよね。」と、苦言を呈されたことがあったのも、このサロンを開いたきっかけの一つなんですよね。僕は、ベンチャー・スタートアップ専門の広報をしているので、そういうことを言われると、悔しいんですよ。だから、全体的な底上げをしたいと思って、このサロンを開いたんです。ただ・・まだまだ赤字なんですけどね・・(笑)
恵ママ: だって、ものすごくコスパのいいサービスですよね!会員さんからも、コスパ良すぎると言われますよ。
ー今後はこのオンラインサロンをどうしていきたいですか?
野澤さん: 目指しているのは、僕や弊社のPRコンサルタント達が一方的に教えるのではなくて、会員の皆さんが教え合い学び合えるような、コミュニティにしていきたいんですよね。
恵ママ: まさに今、それを一生懸命やっています。例えば、Facebookグループの中で会員さんから質問があったときに、野澤さんが「正解」を答えるのではなくて、会員さん同士で意見を出し合って、それぞれにとっての答えを導き出していけるような場にしていきたいなと思っています。なかなか難しいんですけどね・・。
そこで、スナックのママ力を生かしています(笑)
あの方が以前、近いこと言っていたな?って思ったら個別にご連絡をしてみて、『質問が出ているので、○○さんのご経験も共有していただけないですか?』ってお願いしてみたり・・。
野澤さん: スナックのママはお客さんとお客さんを繋げてなんぼですからね。
恵ママ: そうですね。課題感の近い方や、興味関心の近い方同士を繋げて、一緒に勉強会を企画してもらったりもしています。こことここを繋げたら面白い化学反応が起こりそう・・というのを日々実験している感じですね。
野澤さん: この力、本当にすばらしいですよね。これからも盛り上げて行ってください。落ち着いたら、ぜひ皆でオフラインで集まりたいですね!
恵ママ: 本当に。またスナック飲み会もしましょう〜!
オンラインサロン『ゼロイチ広報』の詳細はこちら
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